絵画(水墨、他)と彫刻

 絵画:樽門 豊  絵画:川口久彬  彫刻:大塚楯征  

2010縄文波三人展(10月10日終了しました)

 ギャラリー・ヒルゲート(1階・2階)にて開催します 

   

  日時:2010・10・5(火)~10・10(日)

     12:00~19:00 (最終日~17:00まで)

 

 

 作品は各「作品の部屋」をチェックしてご覧ください

  ( 本文の挿絵は縄文土偶の写真で作品展とは無関係)

 

(作品展への案内)

定年後 道を求めて 三人展 

 戦後の高度経済成長期を会社員として過ごしてきた三人の男たちが定年後、新たにアートに挑戦し闊達な日々をおくっている。この度、単なる趣味の世界に留まるのでなく、現代社会に問いかけたいと合同展を行うことになった。現役時代、三人は、どこかロボット的頭で暮らしてきたが、今ではすっかりやわらかい芸術道にはまっている。人の能力や求める道は多様だが柔軟に道を求めれば老いも逃げていくようだ。

 三人展について「一般的な絵画界の垢に染まっていないのが一番面白い」と染色画家の谷野吉冬氏などから言われる。それが三人展をつぶさに観た後にどのような感想になるだろうか? それはさておき、虚実表現の絵と彫像のコラボレーションで、何か新しい風を感じるだろう。


 樽門豊氏(69歳):今、世界にとって一番大切なことは「平和と共生」。縄文文化にその真髄があり、そのスピリッツを描こうとしている。伝統的な水墨絵画の世界にとらわれず、描きたいものを自分なりに自由に創作(作品:縄文の鳥)。自然を半具象的に描いた作品もある。ますますアマチュア精神。

 川口氏(67歳):牛の姿を借りて人間の本質に迫ろうとしている。仲間からは牛の川口と呼ばれている。芥川の羅生門、ドストエフスキーの罪と罰、日本の閻魔大王などに潜在する歴史の明暗を描いた作品にも挑戦(作品:羅生門)

 両氏とも 約10年間、中国の伝統的水墨画教室に通っていたが、先生の行き方に疑問を持つようになりそれぞれに退会。その後は無所属のままに独学独歩。

 大塚氏(66歳):彫刻の「青土社」に参加。現代の抽象は自分には別世界、地味な具象、ロダンの世界を愛す。もっぱら女性像を作り続けている。女性が太陽であった時代に通じる縄文のヴィ―ナスにも関心が深い。憧れを秘め大地に逞しく立つ女性像を創る。自分の思いと作品の仕上がりとの落差に悩みつつも造形の面白さに魅了されている。京展初出品でいきなり入選(作品:あこがれ)

〒604-8081

京都市中京区寺町三条上ル天性寺前町

         (ヒルゲートまでの略図)
         (ヒルゲートまでの略図)

<ヒルゲートまでの交通>

1、阪急電車の場合: 阪急河原町駅より徒歩で約15分

2、京阪電車の場合: 京阪三条駅より徒歩で約10分

3、京都市地下鉄の場合:京都市役所前より徒歩で約3分

 

※ 駐車場はありません。

三人展作品例 (一部)

「縄文の鳥」樽門 豊

「牛」川口久彬

「早春」大塚楯征